世の中には、数え切れないほどの権利義務関係が張り巡らされています。
この権利義務関係は、時間の経過とともに発生したり消滅したりすることがあります。
「時効」という言葉を、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
この時効という言葉は、刑事事件のみでなく、民事事件でも多く登場します。
民法上、大きく分けて、取得時効・消滅時効があります。
各々の時効期間が経過し、これが援用されるとどうなるか。
自分のものだった不動産が他人の物になってしまったりします。
不貞行為の慰謝料請求ができなくなってしまったりします。
金融業者からの借金を払う必要がなくなったりします。
時効期間の判断は、それなりの慎重さが必要なので、誤解を招くことを避けるため、ここでは詳細には述べません。
でも、皆さんの周りに長期間手つかずの権利義務関係があったら、時効によって状況が変わっていないか確認してみてもよいかもしれません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
弁護士 石原孝弘(富山県弁護士会所属)
【対応分野】
男女の問題 不貞行為(不倫・浮気)、慰謝料請求、交際トラブル、その他
家族の問題 離婚・財産分与、親権・養育費、調停対応、その他
暮らしの問題 契約問題、借金問題、遺言・相続、民事事件一般(交渉・調停・訴訟対応)
刑事事件 逮捕・勾留、身柄解放、示談交渉、接見・面会、自首同行、その他